短歌日記


「言ってみりゃ堪えきれなかった牽牛ね 相手が牛でもいいんじゃないの?」
一年に一度だけしか会えなかったならこうならずにすんだのか
ひこぼしとおりひめ役が年ごとにかわってるのはないしょにしてね


暑くなりはじめるたびに冴えやかなことしか思い出しづらくなる
「一年に一度だけでも会えるならまだマシだわ」と笑顔のままで
満天の星を背負って牛引きと空の牛車がミルキーウェイを

短歌日記七夕(気づいてなかった……)+短歌日記連作(か?)