「圏外からのひとこと」より

俺に言わせれば、現代思想の難しい本の方がよほど異常である。「存在論的、郵便的」という東浩紀のデビュー作から適当に引用すれば

裏返せば「散種」とは、超越論的歴史の純粋性と唯一性をたえず断絶させ複数化することで、そこに条件法過去、つまり「三平方の定理」がピタゴラスにより発見されなかった正解の現実性を挿みこんでいく運動のことだと要約される。

「これが要約かよ!」思わず三村になってしまうが、こんな文章を何百ページも書き続けるのはアディクション以外の何者でもない。

 リファラー経由。