CentOS 5.7 に Python 2.6 を入れて pip で MoinMoin をインストール

CentOS5 の Python 2.4 + mod_wsgi で moin を運用してたものを 2.6 で動かすようにする手順をメモ。

まず yum の追加リポジトリ RPMForge と EPEL5.x を有効にする。事前に yum-priorities を入れておくといいかも。

# wget http://download.fedora.redhat.com/pub/epel/5/i386/epel-release-5-4.noarch.rpm
# rpm -ivh epel-release-5-4.noarch.rpm

Installing RPMforge for CentOS 5 に倣う。

# rpm --import http://apt.sw.be/RPM-GPG-KEY.dag.txt
# wget http://packages.sw.be/rpmforge-release/rpmforge-release-0.5.2-2.el5.rf.x86_64.rpm
# rpm -K rpmforge-release-0.5.2-2.el5.rf.x86_64.rpm
# rpm -ivh rpmforge-release-0.5.2-2.el5.rf.x86_64.rpm

これで python26-* パッケージが見えるのでいろいろインストール。「moinのparserにpygmentsを用い」たいので Pygments も。

# yum install python26 python26-devel python26-mod_wsgi python26-pygments

このくらいすると依存関係で python26-distribute が入ると思うので easy_install-2.6 が使えるようになってるはず(てきとう)。 easy_install-2.6 で pip を入れてから、その pip で moin を入れる。

# which easy_install-2.6
/usr/bin/easy_install-2.6
# rpm -q --whatprovides /usr/bin/easy_install-2.6
python26-distribute-0.6.10-4.el5
# easy_install-2.6 pip
# pip-2.6 install moin

これで基本的にはそのまま動くはず。

あと 2.4 用の mod_wsgi を yum で入れてる方は、OFFるなりアンインストールするなりしたほうがいいかも。参考までに python26-mod_wsgi のファイルリストは以下。

# rpm -ql python26-mod_wsgi
/etc/httpd/conf.d/python26-mod_wsgi.conf
/usr/lib64/httpd/modules/python26-mod_wsgi.so
/usr/share/doc/python26-mod_wsgi-3.3
/usr/share/doc/python26-mod_wsgi-3.3/LICENCE
/usr/share/doc/python26-mod_wsgi-3.3/README

もしかすると yum がよろしくやってくれるのかもしれない(もともと自前ビルドを使ってたので未テスト)。

'jQuery vs MooTools' 日本語版

'jQuery vs MooTools' を訳してみました。著者の Newton さんに本家サイトに掲載してもらえたので告知。

原文は2009年5月に発表されたもので、今では現状に即さなくなった部分もありそうですが、両フレームワークの思想の違いを知る一歩として十分な内容ではあると思います。

Aeron Newton は MooTools のコントリビューターで、 Mootools Essentials (Apress) という本も書いたりしてます。そういうわけなので(本人も書いてるけど)「MooTools 推し」気味な内容ではあります。

関数型言語 Pure マニュアル日本語版

関数型言語 Pure (http://code.google.com/p/pure-lang/)のマニュアルを日本語に翻訳しました。

配布パッケージに含まれる pure.txt (r3346, Apr 04, 2010) を原文としています。原文のライセンスは GNU FDLw:ja:GFDL)であり、私の日本語版も同ライセンスの下にあります。

reStructuredText でマークアップされたテキストファイルなので各種形式に変換できます。

Pure はヨハネス・グーテンベルク大学マインツの Albert Gräf 氏が開発した関数型言語です。最初のコミットが 2008/09/28 と比較的新しい言語ですが、前身である Q 言語(http://q-lang.sourceforge.net/)は 1992 年に発表されています。

これまでに若干ながら日本語でも紹介されています(Pure にせよ Q にせよ検索しにくいので、見逃しも多いかもしれません)。

現在は一応最後まで訳し通したという段階で、原文を残してあり、訳文内にも原語がだいぶ残っています。現段階で Pure に手を出している方は翻訳を必要としない方がほとんどと想像しますが、関数型言語についての理解を深めたかったのと、日本語の情報がほとんどない言語を一次ドキュメントから把握する練習のためにやっています。関数型の概念や Pure そのものへの理解も甘い部分が多い(しかも数学にも弱い三重苦)ですが、ご了承ください。

pure.txt を直しつつ purelib.txt 訳を進めたり最速マスター書いたり……できるといいなぁ。

さくらスタンダードに MoinMoin 1.8.7 の wikifarm をインストール

さくらスタンダードに MoinMoin 1.8.7 を wikifarm 設定でインストールします。まずは自分専用の Wiki を作ることを想定 *1 。とりあえず動くところまで。

今回の想定。

この例を作る際の作業では virtual-python.py でホームディレクトリに移植した実行環境を使用。

詳しくは上記サイトを参考にしてもらうとして、今回の環境は

% /usr/local/bin/python virtual-python.py --prefix=$HOME/local

を実行してあり、PATH と PYTHONPATH を通してます。以下 .cshrc 参考。

setenv PATH        $HOME/local/bin:$PATH
setenv PYTHONPATH  $HOME/local/lib/python
setenv PYTHONPATH  ${PYTHONPATH}:$HOME/local/lib/python/site-packages

$HOME/local/lib/python は $HOME/local/lib/python2.6 へのシンボリックリンクになってます。

最終的なディレクトリ構成はこんなかんじ。

/home/foobar/
    .moin/
        foobar/
            data/ <--------- データディレクトリ
        wikifarm/ <--------- 設定ファイル置き場
    local/
        src/ <-------------- 作業ディレクトリ
        share/
            moin/ <--------- 設置に必要なファイルがインストールされる
    www/
        example.net/ <------ example.netのDocumentRoot
            moin/
                moin.cgi <-- MoinMoinの実行ファイル
                static/ <--- 静的ファイル(css, js etc.)

*1:もちろん、他人に公開しなくていいならローカルで使うべきだし、設置の手間も少ない。Windows しかなくても [http://www.apachefriends.org/jp/xampp-windows.html:title=XAMPP] + [http://code.google.com/p/modwsgi/:title=mod_wsgi] で構成できて、さくらに設置するより簡単です。

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